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理事長挨拶
佐藤 譲(関東労災病院名誉院長)
本学会は、職業医学および災害医学の研究および教育ならびに、これに関連する諸制度における医学的基準の研究により、医学・医療の発展に寄与することを目的としている。特に近年は、災害ならびに職業性疾病に関する臨床医学的研究により、医学の発展および勤労者の福祉に寄与することに特徴を有している。本学会は、昭和28年「災害医学研究会」として結成され、以来昭和30年には「災害医学会」、さらに昭和35年には「日本災害医学会」と改称して今日まで発展し、昭和58年には日本医学会に加盟を認可され、以後日本医学会第80分科会として今日に至っている。
近年わが国の経済状況、産業構造、社会形態、疾病構造は大きく変化し、それにともない学会における研究等も労働災害のみならず、広く労働医学、職業医学の分野に及んでいる。
平成12年1月より、本会の目的の災害医学に職業医学を加え学会名を変更した。
会員は医師の他、看護師、理学療法士、臨床検査技師、放射線技師、薬剤師などで、毎年1回学術大会が開催されている。